夕日の色とひかりがだんだん強くなり、グラウンドにナインの影が長く伸びる。彼らと同じユニフォームを身に着けることはなくても、いま同じ土を踏んで同じ夢に向かい始めたことがまだ信じられない気がして、浜田は熱くなった両のてのひらを落ち着きなく学ランの裾にこすりつける。
 信じられないのではなく、後ろめたいのかもしれなかった。
 あの日も夕焼けを見た。こんなに広く遥かな空ではない、人声と電子音の喧騒で視界さえ曇るようなゲームセンター内で、自動ドアのガラス越しに目の端に映った狭い空だった。ちょうど一年前で季節も天気も時刻も同じなのに、あの日と今日の空はあまりにも色を異にしていると思う。
 浜田は目を伏せる。実際そんな大げさな差なんてあるはずがない、きっと自分がそう感じるだけなのだろう。「あの日」をあまりにも暗く記憶する浜田のこころが、目もあけられないほどに「今日」をまばゆく見せる。
 あの日、怪我をさせた。
 こっちだってしたが、させたことのほうが重大だった。たとえこの腕が二度と動かなくなったとしてもくらべものにならない。
「やめろ浜田!!」
 叫んだ梅原は色を失っていた。その声を聞きながら、すでに膝を折っている見も知らぬ他校生の横腹に蹴りを入れたのを覚えている。
「やめろってェ、死ぬぞ!」
 ころしちまうぞという意味だと理解するまでに、もともと若干弱い自分の頭の中で不自然な間があったことも覚えている。そんな大それた状況ではなかった人間そう簡単には死なないと梅原だって知っているはずだった、けれどそのときの彼にはそう見えたということだ。
 人をころしかねない目をしていたということだ、浜田が。

 

 

 

この先はまだ白

 

 

 

 梅原はひどく大人びた分別でときと場所をわきまえた上で、いまでもそう遠慮なくそのときの話をする。永遠に口を閉ざされるより気が楽だったし、事実起こったことだから誰の耳に入ろうが構わないと覚悟してきたが、新生野球部の連中には知られたくないと浜田は思った。いずれ知れたとして最初は誰も信じないかもしれないそれならそれでいい、それがいい、と、はじめて思った。
 実際、あの日その場にいなかった梶山に翌日梅原が事情を説明したとき、ろくに信じてもらえなかったらしい。事件から四日後、謹慎の解けた浜田自らの口で本当だと言っても、梶山は驚きよりも疑心を強く顔にのせていた。
「マジでえ? おまえそのガタイ見かけ倒しじゃねんだ」
「いやあ、見かけ倒しですよ?」
「なんでキレたの」
「いやあそんな、キレてないですよ?」
 廊下の端にしゃがんだまま浜田がへらりへらりしていると、マジギレだったろうがよ、と梅原にわりと容赦なく向こう脛を蹴られた。
「ベンケーはやめて!」
「「で、なんでキレたの」」
 浜田の抗議をきれいに無視して、梅原と梶山がハモる。昼休みが終わるまでにはまだ三十分もあって見逃してもらえそうにないし、言い逃れる器用さも機転も持ち合わせていないので、浜田は観念して目の前に立つ二人を上目使いに見た。
「あのですね、そのう、野球をバカにされたので」
「「やきゅうう?」」
 梅原と梶山はまた仲良くハモった。恥ずかしいのとバツが悪いのとで浜田はつい目を逸らす。
 自分でも正直いまだに信じられないでいる、考えるより先に相手を蹴り倒していたなんて安いヤンキー漫画じゃあるまいし。あんな嘲りひとつで。
『野球う? マジで抜かしてんのおまえ、うぜえー』
 下校途中のゲームセンターで梅原とはぐれた一瞬の隙に、浜田は知らない学校の男子生徒にぶつかった上に足を踏んでしまった。見た目ちょっとアレな感じの二人連れだったので丁重に謝ったが、案の定それで丸く収まったりはしなかった。前触れなく右肘をつかまれた瞬間ぎくりとした、相手の握力が思いのほか強かったからか、それとも野球に、選手としての野球にまだ未練が、
『すんません、腕ちょっと勘弁してもらえないすか』
 浜田は咄嗟にそう言っていた。失敗だった。
 まだ日も暮れきらない明るい夕方から私服でゲーセンをふらつく黄色い頭の浜田を、似たような風体の他校生はジロと一瞥して鼻で笑った。
『あァ? スポーツでもやってんの』
『あ、はあ、野球』
 やきゅうう? と毒づくように目を眇めて犬歯を剥き出したそいつの顔は侮蔑と嫌悪のかたまりに見えた。マジで抜かしてんのおまえ、うぜえー。
 その言葉が終わるか終わらないかのうちに浜田は右肘を強く引き、しかしつかむ力がゆるまないと知るや左手で相手の喉をつかんだ。途端に右肘は解放され代わりに左手首を爪が食い込むほど握られガンとあごに衝撃がきて視界がぐるりと勝手に横を向いて殴られたのだと理解する。視線を前に戻しざま浜田はそいつを蹴った、まず下段で一発。膝を崩しかけたところへさらに下段、完全にバランスをなくしたのを見て喉から手を放し、一ミリの思慮も加減もなく上段を叩き込んだ。
 横ざまに吹っ飛んだそいつを、近くにいた数人の客が慌ててよけた。若い女が悲鳴を上げた。そいつの連れがどうしていたかはよく覚えていないが、梅原が止めに入ったときには側の床に座り込んでいたというから、たぶん浜田が蹴るか殴るかしたんだろう。
 梅原に名前を呼ばれるまでの記憶はあまりない。唯一はっきり覚えているのは、一度立ち上がりかけたそいつに左肘を入れようとして、あ、やべ、と思ってやめたことだ。利き腕じゃなくたって、肘は大事にしなきゃな。
「カージー。オーラルの教科書貸してー」
 廊下の向こうで、隣のクラスの男子が梶山を呼んでいる。おー、と梶山が教室に引っ込むのを見送り、浜田は左あごの違和感を気にしつつため息をついた。切れた唇の端の腫れは引いたが、青紫に変色した皮膚はまだしつこく疼く。
 ゲーセンの一件は小さなケンカという扱いではあったががっちり警察沙汰になり、そして学校としては十分に大きな事件で、浜田は三日間の謹慎になった。大きな事件ほど小さくまとめたい学校のおかげでケンカの事実自体は校内にはさほど広まらず、浜田が全力でかばった甲斐あって梅原は処分なしで済んだ。梅原は浜田だけが謹慎を食らったことを気にしていたが、実際暴れたのも浜田だけなのだから当然の処罰だ。
「おまえ中学まで野球やってたんだっけ?」
 パックのヨーグルト飲料をチュルルと吸いながら、梅原が浜田の隣に座り込む。
「ンなちっとバカにされてあんなキレるぐらい好きならさ」
 梅原が何を言おうとしているかは聞くまでもなくわかった。答えるのを避けたくて、浜田はすかさず口を挟む。
「やーまあオレにもいろいろ思うとこあんのよ、バカなりに」
「ふうん」
「あっフォローないんだ」
 あっさり納得されて、というか自虐発言をスルーされて浜田はちょっとへこんだ。梅原がまたチューと音を立てる。
「うち硬式なくて残念だったな」
「う、うん」
 浜田は頷いた。それを言うならそもそも根本がちがう。軟式しかない高校をなぜ選んだのか。梅原がそこまで思い至っていたかどうかはわからない。
 うおい、と梶山が教室から顔を出した。オーラルの教科書を隣のクラスの友人に渡すと、浜田たちのところに戻ってくる。
「いま聞いてたか、放送」
 は? と浜田と梅原はそろって首を傾げる。この場所は、グラウンドから中庭から教室廊下からとあらゆる喧騒が入り混じるので、校内放送は雑音と大差なくなってしまって聞き取りづらい。と、くり返します、と放送部の女子のものらしい声がざわつく空気の合間を縫って届いた。どうやら浜田が呼び出しを食らっている、職員室に。
「「またなんかやったのか」」
「やってません! ハモんな!」
 すがすがしいまでの二人の息の合いようが浜田にはおそろしい。昨日で謹慎が解け、今日三日ぶりに登校したばかりだ。三日のあいだ家でしていたことといえば親にがっちり説教をされたりここぞとばかりに家事を手伝わされたり弟の質問攻め「兄ちゃんすっげー勝ったんでしょジャーマンスープレックスってどーやるの(出してねえよそんな大技)オレにケンカ売るなんて百年早いぜって言った? ねーにーちゃ」をかわすのにいらんエネルギーを使ってぐったり、以上終了。悪事を働くヒマなどどこに。
 いってらっしゃい気をつけてねええ、と頭上で両手を振って送り出してくれる梅原と梶山といつの間にか加わっているクラスメートの男女数人に無言でげんなりと手を振り返し、浜田は職員室へ向かった。
 職員室で待ち受けていた担任の顔を見て、浜田はいやな予感がした。とてもいやな予感がした。
 が、担任は、反省は十分にしたかとかおまえだけを責めるつもりはないが今後はもっと節度を持ってうんぬん相手のケガの具合がどうたら、目新しいことは何もなく、それじゃあしっかり学べよ、と浜田をポイと解放した。なんだ杞憂かと安心して無防備に担任に背を向けたところで、爆弾は落ちた。悪い予感なんてそんな生易しいものじゃなかった。
「野球部だったってなあ、あちらさん」
 浜田は振り返り、え? と訊き返した。訊き返したつもりだった。声は出なかった。
「いまどきの高校球児ってのはあんなんなのかねえ。なんて言っちゃいかんか」
 呑気にあごをさする担任にふたたび背を向け、浜田は職員室を飛び出した。広い校舎内を喧騒に追い立てられるように走って走って、人気のない廊下の突き当たりで剥がれかけたリノタイルの端につまずいて派手にこけた。痛い。身体のどこだかわからないけれどびっくりするほど痛い。
「う、う、うっ、うえっ、」
 廊下の隅にうずくまったまま、浜田は泣いた。ただ呻いていただけかもしれない。目は乾ききって痛むばかりで涙は出なかった、しゃっくりみたいに喉が痙攣して呼吸は通らず声だけが漏れ出て、吐く、と何度も思った。
 野球部って。やきゅうぶってなんだ。どこの、どこの学校だって言ってた? いま何月だ夏大がもう、もしあいつがベンチ入りのちがうちがうレギュラーとか二軍とか関係なくて、け、怪我、オレがさせたケガ、あ、あ あばらに ヒビ、って、
『野球う? マジで抜かしてんのおまえ、うぜえー』
 野球をバカにされたと思ったのだ。逃げる口実にスポーツマンを偽って野球なんてだっせえこと言いやがってと、そういう偏った蔑みだと思ったんだ。(ちがう本当は)
 けれど彼が軽蔑していたのは野球ではなく球児を騙った浜田だった。(おまえはもう野球はできない、)高校球児ですと言えば百人中百人に顔をしかめられるだろう浜田と彼だったけれど、(できないと勝手に決めてあきらめたくせに)浜田はその外見を裏切らない偽物、彼は本物だった。(まだ縋るのかと嘲られた気がした、なんてひどい妄想)
 やっちまった、と浜田は思った。そんな言葉で片付けていいはずがなかった、そんなクソ思考しか出てこないなら死ねと思った。
(やっちまった……!)
 楽しげな喧騒が校内に満ちている。昼休みの校舎はそれだけで日曜日みたいにキラキラして伸びやかで、けれど今日もまたいつも通り、おしまいを告げるチャイムが鳴り響く。
「ご、ごめんなさい」
 チャイムからも喧騒からも取り残され、床を凝視したまま浜田は声をしぼり出す。
「許してください」
 笑わせる。自分だったら許すか?
「ゆるしてくださ、」
 許さない、絶対に。
 絶対に。

 

 

 

 翌日、浜田は学校にいかなかった。その翌日も。また翌日も。その次もその次もその次も。
 登校時間にいちおう家を出て、公園で昼寝をしたりマックで百円メニューで粘ったり書店で何時間も座り読みをしたりしていた。親にはたぶん早々にバレていたが、もともと放任主義だからか義務教育終了の身だからか何を言われることもなく日々は過ぎた。梅原と梶山とはよく連絡を取っていたし会ってもいて、学校に出てこない以外は浜田があまりにも普段と変わりないものだから、二人ともそのうち質問も説得もしなくなった。
 そうして秋も深まった頃、いつものように梶山からメールがきた。いつもとちがうのは、文面が素っ気ないほど簡潔なことだった。
『うちの軟式、来年度から硬式だってよ』
 その夜、いつものように梅原から電話があった。いつもとちがうのは、無駄話がまったくないことだった。
『硬式っつったらさ』
「うん」
『甲子園とか』
「うん」
『なあ?』
「はは」
 電話を切った途端、「おかーさん兄ちゃんが泣いてる!」と背後で弟の大声がして浜田は飛び上がるほど驚いた。弟を追いかけ回してとっ捕まえ、黙らせるのにひと苦労だった。
 翌日、浜田は学校へいった。まるで幽霊でも見るようにクラスメートたちは不穏にざわついたが、すぐさま「ダ・ブ・リ! えい、ダ・ブ・リ!」と手拍子つき留年コールが起こったこのクラスはどうかしている。泣けるんでやめてください。
 クラスメートたちの盛大な出迎え通り、出席日数はとうに足りなくなっていた。あだ名が満場一致で「浜ダブリ」になった、縁起でもない!
「補習と追試でどうにかセーフになるかもってコバヤンが」
「でもおまえバカじゃん」
「バカじゃん」
「くり返すなよ!」
 担任の小林教諭の助け船もなんのその、梅原と梶山の中で浜田の留年はすでに不動の未来であるようだ。最後まで抵抗を試みるつもりの浜田だが、確かに追試に勝てる自信は限りなくない。
 放課後を待って、浜田はおそるおそる職員室へいった。あの他校生のその後を、夏大のとき彼がどうしていたのかを担任に聞きたかった。知らなければ調べてもらえないかと頭を下げるつもりだったが、結局できなかった。
 治療費、とふいに思いつく。そのへんの問題はどうなっていたのだろう、被害者加害者という扱いはなされなかったけれど、怪我の度合いでいうなら圧倒的に浜田が加害者だ。彼の顔はすでにおぼろで、後々教師に聞かされた名前と学校も記憶にとどめていない、謝罪にもいっていない。傍観者のように事態を眺め、ことの重大さに気づいた途端逃げ出して何も知らない知ろうとしないまま時間を無為にした、最悪だ。最悪にすら劣るのだと、いまごろようやく気づいた。
 職員室のドアの前で十数分固まった挙句、情けなく弱々しくあとずさり、浜田は両手で目をこする。涙目をごまかした不細工な顔をふと向ければ、廊下の窓の外に遠く第二グラウンドが見えた。来年の春にはあの場所で、硬球を捕らえる金属バットの高らかな音が鳴り響く。
 唇を噛んでぎゅうと拳を握り、浜田は大股で廊下を歩き出す。新設野球部のために、自分も必ず何かしようと思った。まだ見ぬ西浦ナインと、野球が大好きな自分の魂に誓おうと思った。そうすれば憶病なこのこころがすこしでも勇気を持てるだろうか、償えるだろうか。
 いつか。

 

 

 

「たそ、がれ、てんな!」
 ばっしとグラブで後頭部を叩かれて、無防備だった浜田の脳は勢いよく揺れた。校舎の窓から遠く見つめていた、と思っていたグラウンドが目の前にあった、自分の足でそこにいた。
 もうだいぶ日が暮れている。野球部の連中に引き合わせるため今日はじめて連れてきた梅原と梶山が、らしくなく緊張して隅っこで身を縮めつつ、部活の後片付け中の部員たちを眺めている。
 そうだオレ援団やるんだ。完全にトリップしていた思考を浜田は慌てて引き戻す。叩かれておいてなんの反撃もしない浜田を、叩いた犯人の泉が不審げに覗き込んでくる。その後ろには栄口と田島、阿部の姿。
「オレ、援団に命かけっから!」
 発作的に叫んだら、いっそ笑えばいいのに泉たちはそろって真顔できょとんと見返してきて、浜田は思いきり赤面した。
「いや別に」
「い、命はちょっと」
「かけなくていーよこえーな」
「浜田かっけー!」
 阿部、栄口、泉とリレー方式で拒否られた。最後のは田島だ。あっそうすか、と恥ずかしさ混じりに肩を落とす浜田を放ってみんなすぐに散っていってしまい、田島だけが命かけるとかフツー言わなくねー変じゃねーかっこいー、と褒めているんだかいないんだか一方通行にはしゃぎながらつきまとっていたが、じきにいなくなってひとり取り残された。
 と、またいきなり後ろから風に遊んでいたハチマキのしっぽを強く引っぱられ、浜田はちょっと洒落にならない勢いで首をのけ反らせる。ぐうえう、と切実な呻き声を発して振り返ると、グラ整に戻ったはずの泉がハチマキの端を握っていた。
「いまの笑うとこじゃねんだろ?」
「は?」
 オレンジ色に焦げる夕空を背に負う泉の顔は、浜田を見据える大きな目が殊更まっすぐに見えた。うらやましいほど強い顔だ、と思った。
「オメー援団に」
「お、おう、命かけんぜ!」
 何を言われたのか若干遅れて飲み込み、浜田が右手でガッツポーズをすると、泉はニヤと一瞬だけ笑った。
「オレはとりあえず明日の試合に命かけるぜ」
 放り投げるようにハチマキをはなして部員たちのところへ駆けていく背を直視できず、浜田は奥歯を噛みしめて目を背ける。
 ナインとの付き合いは楽しい反面去年の記憶を色濃くよみがえらせ、しかし一方でやがて消し去ってくれるのではと正反対の甘い期待を生み、それはとても許されないおそろしいことだと目眩のように思った。忘れないことと思い出さないことを同時に望むのはとても卑怯だ、だけどいまあいつらの力になれなかったらオレはまた一生後悔する。
 ふざけている、と浜田は自嘲とともにアンバランスに唇を横に引く。一生の後悔を増やしたくない、だから力にならせて、エールを送らせて、必要なら呼んでくれ、よくも願えたものだ。あまりにも、どこまでも、憶病で醜い。
「うおーい団長ー」
 ふざけたような、けれど腹の底から楽しげな田島の声がした。ほんの一瞬だけ迷い、浜田はゆっくりと視線を戻す。ナインと二人の友人の影が、浜田に向かってくっきりとやさしく地に伸びていた。
 一年前も、いまも、ひとつだけ譲れないものがこの胸にある。だから人を傷つけてしまった。だからいま、ナインとともにグラウンドに立っている。
 いまだ許しを請う勇気なく償う方法もわからない後悔を抱えても、譲れない。
 野球が好きだ。

 

 

 2008.4.24 / 無理無茶無謀すいません。浜田の家庭事情がわかってませんすいません。
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